お知らせ
2021.06.24
蔵元流!美味しい奈良漬の作り方
夏の兆しを感じ始めるころ。冬につくられた酒粕が熟成され、芳醇な甘みとともにやってくると、瓜やキュウリなど粕漬けにおすすめの野菜がお店に並び始めます。
喜楽長特製の奈良漬けレシピをご紹介します。粕漬は栄養たっぷりの保存食。ぜひお楽しみください!
◆蔵元流!美味しい奈良漬の作り方◆
① 瓜を洗って、縦に割り、中の種・ワタをとる。
② ワタを取った部分の凹みに、凹みを埋めるぐらいまで、塩を塗り付ける。
③ 桶の底に塩をふり、②の瓜の切り口を同じ方向に揃えて、横に並べていく。
④ ③を繰り返していく。
⑤ 重石をのせて、2日ほどおく。
⑥ 上記の塩漬けした瓜をザルにあげて、半日ほど天日に干す
※瓜の甘みが引き出されます!)
⑦ 酒粕3.75㎏に対し、砂糖700~800gの割合で混ぜ合わせる。
⑧ 瓜の凹みに⑦をしっかりと埋め込む。
⑨ ⑧を繰り返していく。その際は、手に焼酎をつけ、ギュッギュッと平らになるように、押しながら、酒粕を塗り付けるように、桶の隅々まで行きわたらせる。
⑩ ⑨を漬けた後、1か月程度したら、再度⑦からの手順を繰り返し、「二度漬」を行う。
※二度漬は、必須ではないですが、塩漬けした瓜から水がでて、粕が水っぽくなることが多いため、二度漬することで濃い奈良漬ができます!
⑪ 漬けて、3か月程度で美味しい奈良漬の出来上がり!濃い味わいがお好きな方は、より長く漬けることで味がしっかり染みます。
ポイント!
〇1年漬けた粕は、また翌年も使用可能です。1度漬に昨年の粕、2度漬に本年の粕を使う、というように使えます。
〇漬け具合や砂糖の割合などお好み合わせてアレンジください!